ガイド/ブロック属性
複数の図面で古いブロックを新しいブロックに置き換える — すべての DWG の表題欄・ロゴ・シンボルを一括で入れ替え
更新日: September 29, 2026

社内で新しい表題欄やロゴが決まった、あるいは標準シンボルの新版が出た — プロジェクトのすべての図面で古いものを置き換えなければなりません。1 枚の図面の中なら簡単です。しかし 50 枚となると、フォーラムで「スクリプトを書いてほしい」と何度も頼まれる面倒な作業になります:ファイルを開き、古いブロックの位置に新しいブロックを挿入し、属性値を手作業で写し、古いブロックを削除し、保存して、また繰り返す。
AutoCAD 標準の機能ではカバーできません。ブロックの再定義(同名の BLOCK、または Redefine オプション付きの INSERT)は、新旧のブロック名が同じ場合にしか使えず、しかも開いている図面の中だけです。名前の変更では異なる 2 つのブロックを統合できず、新しいブロックを古いブロックの上に貼り付けると、古いブロックが持っていた値が失われます。
このガイドでは BlockCopy の Upgrade Version を使い、図面の一括処理でブロックを別のブロックに入れ替えます。古い参照はその場で置き換えられ、位置・回転・尺度・画層が保たれ、属性値は新しいブロックに引き継がれます。例では 9 枚の図面で TITLEBLOCK を TITLEBLOCK_V2 に置き換えます。無料版は 1 バッチ 10 枚までです。
1. 新しいブロックを 1 枚の元図面に用意する
2. 新しいブロック、古いブロック、図面を選ぶ
BlockCopy を開き、タイトルバーで Upgrade Version に切り替えます。Browse… で元図面を選び、一覧から新しいブロック(v2)を選択します — 参照数と、属性一覧を表示する View… リンクが選択の助けになります。
Add files… をクリックして、更新する図面を追加します。すると Old blocks to replace (v1) に、それらの図面で見つかったブロック定義が一覧表示されるので、廃止するものを選びます。ここでは TITLEBLOCK です。
Automatic backup にはチェックを入れたままにします。各図面は変更前にバックアップフォルダーへコピーされます。
3. アップグレードする
Upgrade Now をクリックします。プレビューの手順はないので、バックアップが安全網です。BlockCopy は図面ごとに、古いブロックのすべての参照を新しいブロックに入れ替えてファイルを保存します。一覧には図面ごとの結果が表示されます(例:Replaced 1 instance(s) of TITLEBLOCK with TITLEBLOCK_V2)。
新しい参照の属性は、新しい定義の配置どおりに並べられ、古い値が入ります。そのため、手で動かしてあった属性は定義上の位置に戻ります。ブロック名が同じで、手で配置した属性を残したい場合は、代わりに Sync Update を使ってください。
1 枚の図面が失敗しても、残りの処理は続きます。図面の Details を開くとバックアップの場所が分かります。Rollback to this backup でその 1 枚だけを元の状態に戻せ、Restore Backup… なら、BlockCopy を閉じた後でも、どの実行のどの図面でも元に戻せます。
4. 何も失われていないか確認する
いちばん早い確認方法は、図面を読み戻すことです。BlockSync の AutoCAD → Excel 画面に追加すると、Blocks タブでは古い TITLEBLOCK の参照が 0、TITLEBLOCK_V2 の参照が 10(10 ファイル)になっています — アップグレードした 9 枚と元図面です。TITLEBLOCK_V2 にチェックを入れて Extract to Excel を実行すると、図面ごとに DWG_NO、REV、TITLE の 1 行が得られます。
この例では、アップグレードの前後で 9 枚の図面を書き出しました:図番、改訂、図名、日付、挿入点はすべて同一で、違ったのはブロック名と各参照のハンドルだけでした。
古い定義は図面から削除されません — 入れ替わったのはその参照だけです — そのため、参照のない状態でブロックテーブルに残ります。準備ができたら PURGE(フォルダー全体なら LayerSync の Clean Up)で削除してください。
その後に知っておくべきことが 2 つあります。置き換えられた参照は新しいオブジェクトで、ハンドルも新しくなるため、アップグレード前に書き出した BlockSync のファイルは書き戻しに使えません — 先に書き出し直してください。また、古いブロックにしかなかった属性値は引き継がれません:新しいブロックにないタグは破棄されるので、始める前に 2 つのブロックの属性一覧を見比べてください。
ブロック名が同じで定義だけが変わった場合は、Upgrade Version ではなく Sync Update を使います(ATTSYNC のガイドを参照)。各画面と設定の詳しい説明は BlockCopy のドキュメントをご覧ください。ご自身の図面で試すには BlockCopy をダウンロードしてください — 無料版は 1 バッチ 10 枚まで対応しています。